1 キム・ヘス「俳優として劣等感があった」 Fri Apr 01, 2011 6:53 am
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俳優として息もつかずに走ってきて24年、キム・ヘスは10代から40 歳の不惑の年まで、「トップ俳優」という修飾語で呼ばれてきた。20年が過ぎる間もキム・ヘスは特別なスランプもなく、着実に演技活動を続けてきた。その ようなキム・ヘスが言及した「劣等感」という単語は、とても異質で違和感があった。 | |
[You must be registered and logged in to see this image.] | 先日光化門のあるカフェで会ったキム・ヘスは、俳優として生きてきた時間を淡々と回顧した。「俳優として大きな劣等感があった」と 語るキム・ヘス。「私もやはり対外的に華やかな時もありました。しかし恥辱感に陥って苦しかった瞬間もありました。芸能人なので人気チャートにいつも名前 が挙がっていても、演技ができなくて苦しんだ期間がとても長かったです。外から見ればいつも同じ席にいたようでも、人々が知らない面では苦しくて心が痛い ことが多かったです」 誰よりも堂々として明るく笑っていたキム・ヘスは、誰よりもさらに激しく「俳優」という名で悩んできた。「私の席で自分自分の役を果せずにいると いう思いが強かった」というキム・ヘスは、大衆が考えるキム・ヘスより、キム・ヘスが考える自分自身に対する固定観念がより大きかった。 キム・ヘス、「交際すれば全て結婚?結婚だけが正解ではない」「結婚の計画は全くなく、理由もないです」 恋 人ユ・ヘジンとの結婚の計画を尋ねると、キム・ヘスのクールな返答が続いた。「率直に言って、交際すれば全て結婚しなければなりませんか?世の中にそんな ことがどこにありますか。俳優が幸せになったら良いという願いで、応援して下さるのは有難いことでしょう。しかし人間のことなので、決まっていることでは ないでしょう。全ての愛する人と1回ずつ結婚するのも違うでしょう」 キム・ヘスとユ・ヘジンは2006年映画『イカサマ師』の撮影で親しくなった。 2008年公式に交際していることを認めた二人は、着実に大きくなる結婚説に「計画はない」と否認してきた。< strong>「男女関係で、結婚だけが正解だと信じる人が多いです。しかしそれが答ではないこともあります。結婚ではなくても良い関係は維持する ことができます」 恋人ユ・ヘジンに対して強固な心を表現しながらも、結婚の前では慎重なキム・ヘス。無関心のようなキム・ヘスの返事が、もしかしたら最もキム・ヘスらしい返答かも知れない。 遅くても心で感じることができて良かった… キム・ヘスに俳優という存在への悩みは、永遠に終わらない宿題のように見えた。「俳優生活が長くなるほどさらにそうなります。それでさらに苦しい です。多分私より優れた俳優の方々はもっとそうでしょう」 キム・ヘスは最近映画『不当取引』を見てリュ・スンボムに感心したという。「あの年で私は心で は感じられなかったようですが、リュ・スンボムは心で感じて演技をしている」と感心したというキム・ヘスは、「遅くても心で感じることができて良かった」と笑った。 20年余りの歳月で1つの席を守ってきたキム・ヘス。しかしその座を維持するために、人知れない涙の歳月があったことだろう。それで今がより貴重 で感謝しているという。「以前はよく分からなかったが、演技が本当に上手な俳優が多いです。力量を見せる機会さえない俳優も多いです。今回は私がヨンジュ という役を演じましたが、他の俳優が私よりもっと上手に演じるかも知れないし、誰にも分からないことです。このような機会を得たので、さらに熱心にしなけ ればなりません。多くの俳優の中で、幸運なケースのようです」 「精神をさらに緊張させて生きていかなければならない」と自らに念を押すように話すキム・ヘスだった。 |