沖縄の食べ物は、非常に個性豊かですよね。それらの食べ物の栄養素も、とっても魅力的なんです。これまで、日本に馴染みが深い食材を特集してきましたが、今回は“沖縄の食材シリーズ第１弾”として、「シークァーサー」をピックアップしてみたいと思います。


シークァーサーってどんな果物？

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シークァーサーは東南アジアが原産

シー
クァーサーは、ミカン科の植物で、原産地は東南アジアといわれています。台湾や奄美大島にも木が存在します。普通のみかんと比べ、小さく、酸味が強いシー
クァーサーは、飲み物（最近ではカクテルなどもありますよね）や刺身・焼き魚にかけて食べる、サラダドレッシング、そして酢の物にも代用され、食べられて
います。

沖縄では、庭に植えられているほど、ポピュラーなものなのです。


フラボノイド「ノビレチン」に注目！

シークァーサーは柑橘系の果物だけあって、ビタミンCが多く含まれています。また、ビタミンB1、カロチン、カルシウムなども含まれています。

しかし、シークァーサーで魅力的な成分といえば、ノビレチンという成分です。ノビレチンは、柑橘系に含まれるフラボノイドの一種です。この成分は、血糖値の上昇を抑えたり、ガンの抑制効果があるといわれています。

●血糖値に対する作用
シークァーサーを日常的に摂っている人々は、血糖値が低い、ということが発見されました。これは、シークァーサーに含まれているノビレチンが、インスリンの働きを効率的に促す働きをし、血糖値を低下させているのでは、と考えられています。

●ガンに対する作用
マ
ウスによる動物実験で、ガン細胞に対し働きかけがあることがわかっています。その実験データでは、胃ガンを発症させたマウスに、2週間続けてノビレチンを
投与したところ、ガン細胞が大きく減少したとされています。このように現在、ノビレチンは、ガンに関係した酵素の合成を抑えたり、また、老化に関係した酵
素の合成を抑えたりする、ということがいわれています。



沖縄県は、全国でも、糖尿病患者が非常に少ない県です。このこと
は、きっと沖縄県でごく普通に食べられているシークァーサーと関係している、と考えても相違は無いかもしれません。現在では、シークァーサーに関する健康
食品も沢山販売されています。今後は、皆さんの生活の中にも、健康食品などを介して、少しずつシークァーサーを取り入れていってみてはいかがでしょう？

また、沖縄には、まだまだ魅力的な食べ物が沢山あるので、これからシークァーサーを皮切りに、他の食べ物も特集していこうと思います。お楽しみに！

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