1 「この俳優を止めないで下さい」…水を得たコ・ス Fri Apr 01, 2011 5:45 pm
Admin
Admin
コ・スは多くの作品に出演する俳優ではないが、作品ごとに強い印象を残した。2001年ドラマ『ピアノ』をはじめとして、2009年映画『白夜行』まで、彼は作品の中で彼だけのエネルギーを吹き出す何人もいない俳優だ。 | |
[You must be registered and logged in to see this image.] | コ・スは多くの作品に出演する俳優ではないが、作品ごとに強い印象を残した。2001年ドラマ『ピアノ』をはじめとして、2009年映画『白夜行』まで、 彼は作品の中で彼だけのエネルギーを吹き出す何人もいない俳優だ。秀麗な容貌だけでなく演技への真剣な苦悩は、普段は慎ましく模範生のような彼の雰囲気の ように端正だ。最近インタビューのために会ったコ・スは、達弁ではないが口下手でもなかった。自分自身の考えをきちんと物静かな声で語る姿が、時には温和 で時には若い覇気にあふれていた。 この仕事(演技)をしようと受け入れてから、それほど経っていません。本当に上手くしたいです。 多くの作品に出演する俳優ではないと明らかにした理由も、この理由と無関係ではないという気がした。デビューして12年経った俳優だが、今や演技を天職だと思って受け入れたいという彼の言葉に、その間の多くの悩みの跡が感じられた。「軍 隊に行ってきて、熱心にしなければという思いがしました。自分自身演技に対するスペクトラムを、もっと増やさなければという考えを持っていました。その時 『白夜行』のキャスティング依頼が入ってきたし、拒絶できませんでした。コ・スは「以前は分からなかったが、勉強しながら演技と俳優生活について真剣に考 えるようになった」、「軍にいるあいだ演技に対する切実さ、大切さを感じたし、今はさらに能動的に演じたいキャラクターや作品を選ぶつもり」と語った。そ れでなのか、コ・スは昨年の『白夜行』に続き、来月10日にカン・ドンウォンと共演した『超能力者』の封切りを控えている。 彼は今回の『超能力者』で、目で人の心を動かすことができる能力を持っている超能力者チョイン(カン・ドンウォン)と、全面対決を行う熱血青年キュナム役を演じて独特の魅力を発揮する。「『白夜行』以後、私をまた訪ねてくれたんだと思って、とても感謝しました。 『超能力者』のシナリオを初めて見た時とてもおもしろかったし、また前作で悲しい愛の物語を演じたからか、このような役をぜひ演じたくて出演を決めました。また老若男女誰でも見ることができる素材が気に入りもしました」 世間が見守るライバル、「イケメン俳優」カン・ドンウォンと共演した所感は?「よく合ったようだ。二人とも口 数が多くないので、現場でキャラクターの話を主にした」「(ライバルというには)互いにカラーが違う」と笑いを見せた。彼はまたキュナムというキャラク ターに没頭することはやさしくはなかったと口を開いた。「すべてを支配されて、私の力でどうにもならない状況を演じたり、またそのような状況から目覚める べきなのに、初めてのキャラクターを捉えることに困難が少なくありませんでした。超能力という見えない力と対抗する演技なので難しかったし、観客が写実的 に感じることができるか気になります」 結婚の計画は?「最近周辺で結婚の話をたくさん聞く」、「しかしまだ仕事が好きだ」 俳優として今後演じたい配役や作品は?「何でも熱心にするつもりです。今は意欲にあふれていて“私を止めるな!”という状況です」 コ・スが肩を過度に怒らせながら、今や32歳の俳優人生が始まったというようなアクションをする。 今後演じたいキャラクターも多いが、日常のキャラクターも上手く演じそうだというコ・スは、「ホン・サンス監督やイ・チャンドン監督とも一度一緒に仕事をしてみたい」という希望を伝えた。意外な返答だった。それだけ現在彼の演技と作品に対する欲望が、天を突き刺すほど充満しているという反証ではないだろうか。コ・スが「演技のコス(達人)」に生まれ変われるか彼の歩みが気になる。 |