1 イ・ミンジョン、「私が売れてるって?まだ初心者俳優です」 Fri Apr 01, 2011 6:50 am
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イ・ミンジョンはいわゆる売れてる俳優だ。いや現在より前途が悠々たる未来型俳優と言えばよいか。 彼女が映画『シラノ・エージェンシー』で観客に出会う。CMとドラマ『花より男子』などで知られたイ・ミンジョンだが、今回の作品は初めてのスク リーン主演だ。自分自身の名前三文字で、俳優としての一歩を踏み出すことになる。イ・ミンジョンは劇中フランス留学時代、愛したオム・テウンとの別れの痛 みを胸に秘めたヒジュン役で、思いがけなくチェ・ダニエルのターゲット女になって、新しい愛に躊躇する内面演技で好評を得ている。 キム・ヒョンソク監督は「最初CMだけでイ・ミンジョンさんを見たのでよく分からなかったが、演技も上手だった」と彼女の演技をほめた。 「シナリオを読む時もそうでしたが、映画を撮るときもとても楽しかったです。試写会のときはよく分かりませんでしたが、後で反応が良くなって良かったです」 6年前チャン・ジン監督の『知ってる女』でデビューしたイ・ミンジョンは、実際に演劇、ドラマ、映画などを漏れなく渉猟した俳優だ。 「チャン監督が私たちの学校に講義に来られましたが、演劇を見て“君一度してみるか”と、端役で出演することになりました。ところがどうするのか も分からずに、そのまま言われたとおりにしました。そのときメイクアップされるままにしていましたが、後で“誰がこの子をこのようにしたのか”と言われま した。目も小さくてやぼったく、友人たちも誰なのか分かりませんでした、まったく」 事実イ・ミンジョンの演技の経験は、これよりさらにさかのぼる。10才のときチェ・ブラムが主導した現代アートホール劇団のクリスマスミュージカルに出演した経験がある。 「そのとき母が“ミンジョン、一度してみる?”と言うのでやってみましたが、チェ・ブラム先生にドラマ『あなた笑って』でまたお目にかかりました。先生がその話を聞いて驚かれました。あのときの子がこんなに大きくなったのかと」 そんな経験のためかイ・ミンジョンは、成均館大演技芸術学科に進学して、25才のときに演技の道に進もうと決心して企画会社に入った。 「オーディションを受けても認知度がないので、いつも不合格でした。キャスティングされても認知度がないと下ろされて、そのとき“この世界で生きたいなら、認知度がなければだめなんだな”と思いました。その後は負けん気が生じて、熱心にするようになりました」 | |
[You must be registered and logged in to see this image.] | 「それでは最近は有名になったと感じるか」という質問に彼女は、自分自身はまだ「ぎこちなく、きまり悪いだけ」と丸くて大きな目をさらに大きく見開いて続けた。 「幼い従弟たちが“ミンジョン姉さんだ”と言ってくれれば、私も一緒にきまり悪いです。ある日食堂に行くと食堂のおばさんが、私の焼酎の広告ポス ターを見て“あの女の人とよく似ている”といわれました。よく知られたようでも、私はきまり悪かったり、ぎこちなさが身についているようです」 「ラブリーガール」という愛称のように、幼いころとても可愛がられただろうという言葉にイ・ミンジョンは、「腕白小僧のように育った」と答えた。 「上に兄がいて主に野球などをして遊びました。兄が“ミンジョン、ボール取って来い”と言えばボールボーイもして、兄と打ち合いをする格闘やボクシングゲームをすれば私が上手です」 見た目とは違ってイ・ミンジョン自身は「アダプター」だとして、機械にも興味があるとも言った。気が短い性格で言葉も早く、ヨガで瞑想しながら心を静めるという。 それでは多くの男性の女神に浮上したイ・ミンジョンの理想はどうだろうか。 「“女はダメだ”とか、このように権威的で寡黙な人はちょっと違うようです。友だちのように気軽におしゃべりをする、そんな男性…実際に劇中のヒジュンに同感したりもします。私にもあのような面が少しあるようです」 イ・ミンジョンに短所を挙げろと言うと、「鼻声?声が少し鼻にかかるが、チョン・ドヨン先輩もとても演技が上手です」とクールに笑った。 ジム・キャリーの『エターナル・サンシャイン』を見て、彼がコメディだけを理解してコメディを演じるのではなく、他のすべての感情を知っているのでコメディを演じるんだと理解したというイ・ミンジョンは、最近いろいろ考えるようになったという。 「いろいろ考えます。周辺の方々は今が一番幸せなときだと言ってくださいますが、私はあれこれ悩みもあって考えることが多くなりました。徐々に自分の壁が積み重なるようで、身近にいた昔の人々との関係も変わったようで…まだ初心者俳優なので、いろいろ考えが多くなります」 自らを初心者俳優というイ・ミンジョンが、忠武路の女優飢謹時代に、次世代女優の系譜を継げるかどうか期待される。 |