1 長寿を支えるパワー食 ゴーヤー Sat Apr 09, 2011 9:56 pm
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南国沖縄の代表的な食べ物として注目されるゴーヤー(別名にがうり)。暑い季節の活力源として知られ、今では全国で年間を通じて流通するほど人気が高まっ
ています。苦味がありながらも、それほどまでにブレークしたのは、長寿食としての機能性が、さまざまな研究により解明されてきたからです。
◆沖縄の長寿を支えるパワーフード
[You must be registered and logged in to see this image.]沖縄は、日本一の長寿県。100歳以上の人の人口に占める割合が、なんと全国平均の約3倍なのです。また、ガンや糖尿病、心臓疾患などが原因の死亡率が全国で一番低い県でもあります。
温暖な気候、高齢者を大切にする風習、沖縄ならではの食生活など、長寿の要因は様々あげられますが、その一つである食生活の中で、沖縄の伝統的に食されて来たゴーヤーが健康と長寿を支えてきたと言われています。
◆生活習慣病への効果
沖縄では昔から、ゴーヤーの苦みには血をキレイにして、血圧を安定させる効果があると伝えれられてきました。中国の漢方医学、インドのアーユルヴェーダなどの伝統医学は古くからゴーヤーの医薬的効能を認めており、20世紀に入ってからは科学的にも研究が始められ、現在も各国で研究が進められています。
血糖値を安定
ゴーヤーは独特の苦味が特徴。その苦味は、果皮に含まれるモモルデシンとチャランチンという成分に血糖値を下げる効果のあることがわかってきました。
また、ゴーヤーには植物インスリン(P-insulin)が豊富に
含まれています。この成分は新しく発見された成分で、薬品のインスリンに似たタンパク質です。薬品のインスリンでは時に低血糖の症状が見られ危険を伴うこ
とは広く知られています。 しかしゴーヤーに含まれる植物インスリンの場合は、血糖値を安定させる優れた効果があります。
これらの作用については海外でも多くの臨床試験が行われ、その結果いずれもゴーヤーが糖尿病に有効であることが報告されています。
[You must be registered and logged in to see this image.]コレステロール低下
前述のゴーヤーの苦味成分モモルデシチンとチャランチンは、血糖値だけでなく、コレステロールも低下させる効果があることも分かりました。またコレステロールや中性脂肪などの血中脂肪の低下には、食物繊維、特に水溶性の繊維をとることが効果的。ゴーヤーには、水溶性繊維が豊富に含まれています。
ガン細胞を抑制
ゴーヤーの果実や種子に含まれている「蛋白MAP30」は、ガン細胞を攻撃するナチュラルキラー細胞を活性化させ、ガン細胞の増殖を抑えるといわれています。また、ゴーヤーに含まれるモモルカロシドという物質はDNA、RNA(細胞が増えていく上で欠かせない核酸の主要物質)の合成を阻害する働きがあり、ガンの進展を防ぐ効果が期待されています。◆ 夏ばてに効くゴーヤーのパワーは
ビタミンCは、心身のストレスや疲労回復する働きがあります。ゴーヤーには、1本につきレモン約2個分、ほうれん草の約2倍に相当する豊富なビタミンCが含まれています。しかも、ビタミンCは熱に弱いものですが、ゴーヤーに含まれるビタミンCだけは、加熱しても壊れ難い特徴があります。
ビタミンCのような抗酸化物質を含む植物性食品は、動物性食品と一緒に組み合わせると、さらに抗酸化力がアップするという性質があります。ですからゴーヤーを肉と一緒に炒めるゴーヤーチャンプルーという料理は、まさに暑い沖縄で暮らす人の元気の源としてふさわしいものだと納得できますね。
さらに、ゴーヤーには、β-カロチンやビタミンB1、またカリウム、リン、鉄分などミネラル類も豊富。体のむくみをとり、疲労を回復してくれるため、夏バテ防止に大いに役立ちます。
[You must be registered and logged in to see this image.]◆ゴーヤーの活用法
せっかく全国のスーパーなどで買えるようになったのですから、ぜひ味わってみたいものです。でもその苦味は、初めて食べるとびっくりしてしまうかも。上手に苦味とおつきあいしましょう。
●苦味を緩和するには●
・苦味のマイルドな沖縄産のズングリ型ゴーヤーを選ぶ。
・水にさらす(あまり長時間つけるとビタミンCは溶け出してしまいます)。
・塩もみする。(時間を長く置けばより苦味は和らぎます)。
・油をよく吸収させるると苦味が和らぐので揚げる・炒める。
・下ゆでする。
・チャンプルーなどの味付けのしっかりした料理にする。
・薄き切りにして使う。
などでチャレンジしてみてください。
ゴーヤー料理の代表格ゴーヤーチャンプルの作り方は、(料理のABC)のサイトへGo Ahead!
●夏ばて・二日酔いはジュースですっきり●
良薬は口に苦し。スキッと夏ばてを解消したいと言う場合は、強い苦味を活かす方が効果的。ゴーヤージュースやゴーヤーの醤油かけなど、苦味そのものを味わう料理にチャレンジ!! 二日酔いなども解消してくれます。
■関連リンク
ゴーヤを知ろう
●ゴーヤー大好き
●ゴーヤーとは(Fine Club)
沖縄の健康食について
●長寿・健康の秘訣は伝統食にアリ(沖縄)
夏ばてに効く食べ物
●ゴーヤー料理(エミおばさんの沖縄料理レシピ)
●ゴーヤのつぶつぶスープ(スタイリッシュレシピ)
●ゴーヤーチャンプル&黄金チャーハン(料理のABC)
●簡単べジカレーで、夏ばて解消!!(食と健康)
●夏ばてに甘酒? 実は栄養ドリンク(食と健康)
●季節特有の症状を改善する食事(食と健康)
ガン抑制に役立つ食べ物リスト
●デザイナーフーズって何?(食と健康)
食物繊維の働きについては
●大腸ガン予防に食物繊維効果なし?(食と健康)]
ています。苦味がありながらも、それほどまでにブレークしたのは、長寿食としての機能性が、さまざまな研究により解明されてきたからです。
◆◆INDEX◆◆-1- 沖縄の長寿を支えるパワーフード-2- 夏ばてに効くゴーヤーのパワーと活用法 |
◆沖縄の長寿を支えるパワーフード
[You must be registered and logged in to see this image.]沖縄は、日本一の長寿県。100歳以上の人の人口に占める割合が、なんと全国平均の約3倍なのです。また、ガンや糖尿病、心臓疾患などが原因の死亡率が全国で一番低い県でもあります。
温暖な気候、高齢者を大切にする風習、沖縄ならではの食生活など、長寿の要因は様々あげられますが、その一つである食生活の中で、沖縄の伝統的に食されて来たゴーヤーが健康と長寿を支えてきたと言われています。
◆生活習慣病への効果
沖縄では昔から、ゴーヤーの苦みには血をキレイにして、血圧を安定させる効果があると伝えれられてきました。中国の漢方医学、インドのアーユルヴェーダなどの伝統医学は古くからゴーヤーの医薬的効能を認めており、20世紀に入ってからは科学的にも研究が始められ、現在も各国で研究が進められています。
血糖値を安定
ゴーヤーは独特の苦味が特徴。その苦味は、果皮に含まれるモモルデシンとチャランチンという成分に血糖値を下げる効果のあることがわかってきました。
また、ゴーヤーには植物インスリン(P-insulin)が豊富に
含まれています。この成分は新しく発見された成分で、薬品のインスリンに似たタンパク質です。薬品のインスリンでは時に低血糖の症状が見られ危険を伴うこ
とは広く知られています。 しかしゴーヤーに含まれる植物インスリンの場合は、血糖値を安定させる優れた効果があります。
これらの作用については海外でも多くの臨床試験が行われ、その結果いずれもゴーヤーが糖尿病に有効であることが報告されています。
[You must be registered and logged in to see this image.]コレステロール低下
前述のゴーヤーの苦味成分モモルデシチンとチャランチンは、血糖値だけでなく、コレステロールも低下させる効果があることも分かりました。またコレステロールや中性脂肪などの血中脂肪の低下には、食物繊維、特に水溶性の繊維をとることが効果的。ゴーヤーには、水溶性繊維が豊富に含まれています。
ガン細胞を抑制
ゴーヤーの果実や種子に含まれている「蛋白MAP30」は、ガン細胞を攻撃するナチュラルキラー細胞を活性化させ、ガン細胞の増殖を抑えるといわれています。また、ゴーヤーに含まれるモモルカロシドという物質はDNA、RNA(細胞が増えていく上で欠かせない核酸の主要物質)の合成を阻害する働きがあり、ガンの進展を防ぐ効果が期待されています。◆ 夏ばてに効くゴーヤーのパワーは
ビタミンCは、心身のストレスや疲労回復する働きがあります。ゴーヤーには、1本につきレモン約2個分、ほうれん草の約2倍に相当する豊富なビタミンCが含まれています。しかも、ビタミンCは熱に弱いものですが、ゴーヤーに含まれるビタミンCだけは、加熱しても壊れ難い特徴があります。
ビタミンCのような抗酸化物質を含む植物性食品は、動物性食品と一緒に組み合わせると、さらに抗酸化力がアップするという性質があります。ですからゴーヤーを肉と一緒に炒めるゴーヤーチャンプルーという料理は、まさに暑い沖縄で暮らす人の元気の源としてふさわしいものだと納得できますね。
さらに、ゴーヤーには、β-カロチンやビタミンB1、またカリウム、リン、鉄分などミネラル類も豊富。体のむくみをとり、疲労を回復してくれるため、夏バテ防止に大いに役立ちます。
[You must be registered and logged in to see this image.]◆ゴーヤーの活用法
せっかく全国のスーパーなどで買えるようになったのですから、ぜひ味わってみたいものです。でもその苦味は、初めて食べるとびっくりしてしまうかも。上手に苦味とおつきあいしましょう。
●苦味を緩和するには●
・苦味のマイルドな沖縄産のズングリ型ゴーヤーを選ぶ。
・水にさらす(あまり長時間つけるとビタミンCは溶け出してしまいます)。
・塩もみする。(時間を長く置けばより苦味は和らぎます)。
・油をよく吸収させるると苦味が和らぐので揚げる・炒める。
・下ゆでする。
・チャンプルーなどの味付けのしっかりした料理にする。
・薄き切りにして使う。
などでチャレンジしてみてください。
ゴーヤー料理の代表格ゴーヤーチャンプルの作り方は、(料理のABC)のサイトへGo Ahead!
●夏ばて・二日酔いはジュースですっきり●
良薬は口に苦し。スキッと夏ばてを解消したいと言う場合は、強い苦味を活かす方が効果的。ゴーヤージュースやゴーヤーの醤油かけなど、苦味そのものを味わう料理にチャレンジ!! 二日酔いなども解消してくれます。
.*.☆ゴーヤージュースの作り方☆.*. *白いワタの部分は苦みが強いので使いません。 1.ゴーヤーを、ミキサーにかけるか、すりおろし、漉します。 2.ソーダやりんご、レモンジュースで割ります。 3.はちみつやガムシロップをお好みで加えてください。 この夏の活力UPに、ぜひお試しあれ!! |
■関連リンク
ゴーヤを知ろう
●ゴーヤー大好き
●ゴーヤーとは(Fine Club)
沖縄の健康食について
●長寿・健康の秘訣は伝統食にアリ(沖縄)
夏ばてに効く食べ物
●ゴーヤー料理(エミおばさんの沖縄料理レシピ)
●ゴーヤのつぶつぶスープ(スタイリッシュレシピ)
●ゴーヤーチャンプル&黄金チャーハン(料理のABC)
●簡単べジカレーで、夏ばて解消!!(食と健康)
●夏ばてに甘酒? 実は栄養ドリンク(食と健康)
●季節特有の症状を改善する食事(食と健康)
ガン抑制に役立つ食べ物リスト
●デザイナーフーズって何?(食と健康)
食物繊維の働きについては
●大腸ガン予防に食物繊維効果なし?(食と健康)]