1 帳票ソリューションの現在と未来。移り変わる企業の情報システムとクラウド化 Thu Mar 10, 2011 2:05 am
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クラウド時代の企業情報システムを語る
「ウ
イングアーク・フォーラム2010 in
東京」は、「次の10年を帳票・BIから考える。クラウド時代の現実解と現場の課題解決」をテーマに、帳票ソリューション「SVF」とBIソリューション
「Dr.Sum EA」について、新製品紹介から導入事例紹介など3トラックに12セッションが展開された。それに先だって、キーノートとして、「クラウド・キープレイヤーミーティング:動き始めたクラウド--企業情報システム部門はどう動きべきか?」というパネルディスカッションが実施された。ア
マゾン、セールスフォース・ドットコム、マイクロソフトといったサービス提供者側とユーザー企業側からもパネリストが出席して、クラウド化の流れの中の企
業の情報システム像について意見が交わされた。その後、ウイングアークからもクラウドに対する方向性や方針の発表があった。「帳票クラウド」をデモをまじえて提示
キーノートの内容を受けるかたちで、開催されたのは「本日発表「帳票クラウド」の全貌--クラウド環境下での帳票運用モデルとは?」というセッション。SVFのクラウドでの展開イメージを伝えるものだった。ウイングアークテクノロジーズSVF戦略室長の谷口功氏から概要が発表されるとともに、同社の松下信一氏によるデモンストレーションが行われた。ウイングアークテクノロジーズ SVF戦略室長 谷口功氏
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谷口氏の講演は、今年で15周年を迎えたSVFの歩みを振り返ることからはじまった。1970年代から80年代のメインフレームによるホストコンピューティング時代。その時代は、帳票は専門家のみが可能で、開発コストが高かった。1980年代から90年代は、PCの時代。分散処理でそれぞれの情報処理をPCでこなすようになり、SVFで帳票開発が誰でも行えるようになった。1990
年代から2000年代はWebの時代。インターネットが電気や水道、ガスのようなインフラになった。さらに、2000年代から2010年代は、クラウドコ
ンピューティングの時代。システムリソースの不足とコスト増を解消するIaaSやPaaSなどのクラウドサービスが登場した。ウイングアークは、クラウド
向けにソフトウェアを進化させる、としている。現在、クラウドは盛り上がっているが本当の普及には数年がかかるだろう。SVFは、統合帳票基盤をめざす展開の中で、帳票システムのクラウド対応も行う、と語った。(次ページへ続く)
アマゾンEC2にクラウド機能をおいてデモ
クラウドには「クラウドサービス向けのソフトウェア」と「クラウド環境対応のソフトウェアパッケージ」という2つの方向性があるが、ウイングアークはその両方を取り入れたハイブリッドをめざす、としている。壇上にプリンタを並べてクラウドからのプリントアウトをデモ
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開
発中のSVFの帳票クラウドは、「帳票クラウド for 開発」「帳票クラウド for 運用」「帳票クラウド for 保存」「帳票クラウド for
連携」の4つであり、そのベースとして、「帳票クラウド Monitoring」と「Cloud Transporter」がある。「帳票クラウド for 開発」は、開発マシンやテストマシンの台数やテスト待ちなど、物理的、時間的な制約からの解放を可能にする。「帳票クラウド for 運用」は、分散帳票運用、連続帳票運用、ピーク時運用など、フレキシブルな運用を可能にする。ま
た、「帳票クラウド for 保存」は、データをクラウドにおいて、保存データの一元管理が可能に。「帳票クラウド for
連携」は、ASPやAaaSなどのサービスと帳票出力を連携して実現。クラウド対応パッケージソフトとの連携も可能になるという。「帳票クラウド
Monitoring」はクラウドの各機能の状態をグラフ化して可視化できる機能をもつという。松下氏による開発中のWebデザイナーのデ
モは、Amazon WebServiceのEC2上にクラウド機能(SVF Connect
Server、RDE)をおいておこなわれたもので、壇上にページプリンタ、ラベルプリンタ、ドットインパクトプリンタをおいて、クラウドから出力を実演
して見せた。(次ページへ続く)
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「ウ
イングアーク・フォーラム2010 in
東京」は、「次の10年を帳票・BIから考える。クラウド時代の現実解と現場の課題解決」をテーマに、帳票ソリューション「SVF」とBIソリューション
「Dr.Sum EA」について、新製品紹介から導入事例紹介など3トラックに12セッションが展開された。それに先だって、キーノートとして、「クラウド・キープレイヤーミーティング:動き始めたクラウド--企業情報システム部門はどう動きべきか?」というパネルディスカッションが実施された。ア
マゾン、セールスフォース・ドットコム、マイクロソフトといったサービス提供者側とユーザー企業側からもパネリストが出席して、クラウド化の流れの中の企
業の情報システム像について意見が交わされた。その後、ウイングアークからもクラウドに対する方向性や方針の発表があった。「帳票クラウド」をデモをまじえて提示
キーノートの内容を受けるかたちで、開催されたのは「本日発表「帳票クラウド」の全貌--クラウド環境下での帳票運用モデルとは?」というセッション。SVFのクラウドでの展開イメージを伝えるものだった。ウイングアークテクノロジーズSVF戦略室長の谷口功氏から概要が発表されるとともに、同社の松下信一氏によるデモンストレーションが行われた。ウイングアークテクノロジーズ SVF戦略室長 谷口功氏
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谷口氏の講演は、今年で15周年を迎えたSVFの歩みを振り返ることからはじまった。1970年代から80年代のメインフレームによるホストコンピューティング時代。その時代は、帳票は専門家のみが可能で、開発コストが高かった。1980年代から90年代は、PCの時代。分散処理でそれぞれの情報処理をPCでこなすようになり、SVFで帳票開発が誰でも行えるようになった。1990
年代から2000年代はWebの時代。インターネットが電気や水道、ガスのようなインフラになった。さらに、2000年代から2010年代は、クラウドコ
ンピューティングの時代。システムリソースの不足とコスト増を解消するIaaSやPaaSなどのクラウドサービスが登場した。ウイングアークは、クラウド
向けにソフトウェアを進化させる、としている。現在、クラウドは盛り上がっているが本当の普及には数年がかかるだろう。SVFは、統合帳票基盤をめざす展開の中で、帳票システムのクラウド対応も行う、と語った。(次ページへ続く)
アマゾンEC2にクラウド機能をおいてデモ
クラウドには「クラウドサービス向けのソフトウェア」と「クラウド環境対応のソフトウェアパッケージ」という2つの方向性があるが、ウイングアークはその両方を取り入れたハイブリッドをめざす、としている。壇上にプリンタを並べてクラウドからのプリントアウトをデモ
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開
発中のSVFの帳票クラウドは、「帳票クラウド for 開発」「帳票クラウド for 運用」「帳票クラウド for 保存」「帳票クラウド for
連携」の4つであり、そのベースとして、「帳票クラウド Monitoring」と「Cloud Transporter」がある。「帳票クラウド for 開発」は、開発マシンやテストマシンの台数やテスト待ちなど、物理的、時間的な制約からの解放を可能にする。「帳票クラウド for 運用」は、分散帳票運用、連続帳票運用、ピーク時運用など、フレキシブルな運用を可能にする。ま
た、「帳票クラウド for 保存」は、データをクラウドにおいて、保存データの一元管理が可能に。「帳票クラウド for
連携」は、ASPやAaaSなどのサービスと帳票出力を連携して実現。クラウド対応パッケージソフトとの連携も可能になるという。「帳票クラウド
Monitoring」はクラウドの各機能の状態をグラフ化して可視化できる機能をもつという。松下氏による開発中のWebデザイナーのデ
モは、Amazon WebServiceのEC2上にクラウド機能(SVF Connect
Server、RDE)をおいておこなわれたもので、壇上にページプリンタ、ラベルプリンタ、ドットインパクトプリンタをおいて、クラウドから出力を実演
して見せた。(次ページへ続く)
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