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ZBrush チュートリアル「置屋で碁の練習」のTOOL分解篇／仕上げ編 Mon Mar 28, 2011 3:46 pm
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「置屋で碁の練習」のTOOL分解篇／仕上げ編 しくり |
■配置編 ・背景のパースを作る ZBrushのパースはかなりいいかげんで, DRAW > Perspective Distortionを使っても、複数のオブジェクト を正確に配置するのはかなり困難。 今回は、壁と畳と碁盤、碁石の一つずつ配置するのが大変だったので、 これらをすべてマーカーポリメッシュして一体化してから、 Perspective Distortionをかけて配置した。（10） こうすることで少なくともこれらのTOOLのパースは正確にかかる。 [You must be registered and logged in to see this image.] 手順 一）Cube3Dから碁盤の形を作り、PhotoShopで製作したテクスチャ三面をProjectionMasterで貼付ける。（1） 二）碁石を一つ作り、マーカーポリメッシュで碁石だけの連なりを作る。この時碁石の色も決定。（2） 三）Sphereinder3Dから作った足にテクスチャを貼る。（4） 四）一、二、三をすべてテクスチャー、マテリアル有効でマーカーポリメッシュ。一旦一体化する。（6、7） 五）壁のテクスチャ、畳のテクスチャのPlane3D、柱のテクスチャの Cube3Dをマテリアル有効でマーカーポリメッシュ。（8） 六）四と五を、もう一度マーカーポリメッシュして完成。（10） 最終的なテクスチャー。（9） ・TOOL（各部品）を作る[You must be registered and logged in to see this image.] <table border="1" bordercolor="#999999" cellpadding="2" cellspacing="0" width="400"> <tr valign="top"> <td width="31">1</td> <td width="355">赤のCube3Dで製作。配置後SimpleBrushで梅の柄を描いた。</td> </tr> <tr valign="top"> <td> 2 ろ.は</td> <td>PhotoShopで着物のシルエットを製作。AlphaにImport。 Make Modified Alphaで立体化。形成、配置後、鶴の柄をSimpleBrush、DragRectのストロークで スタンプの様に置いて行った。</td> </tr> <tr valign="top"> <td>3</td> <td>Sphere3Dから作ったかんざし用の野菊。</td> </tr> <tr valign="top"> <td>4.5.6</td> <td>ZSphere3DからUnifiedSkinの手。配置後着色。</td> </tr> <tr valign="top"> <td>7.8.9</td> <td>Sphere3Dから作った頭。日本髪は上の流れが縦なので、メッシュの北極部を額にくるようにし、Masking > MaskAll > SolしてInflatで髪の流れを作る。配置後着色。</td> </tr> <tr valign="top"> <td>10.11</td> <td>Sphere3Dから作った髷（わげ）。</td> </tr> <tr valign="top"> <td>12</td> <td>Cube3Dから作った櫛。</td> </tr> <tr valign="top"> <td>13</td> <td align="default" valign="top">Sphere3Dで作ったかんざし用の菊。</td> </tr> <tr valign="top"> <td>14</td> <td>髪飾り。透かし模様をPhotoShopで描きAlphaにImport。Make Modified Alphaで立体化。</td> </tr> <tr valign="top"> <td>15</td> <td>Cube3Dから作った髪飾り部品。しゃらしゃらの部分。</td> </tr> <tr valign="top"> <td>16</td> <td>Sphere3DをMake PolyMesh3Dして造形。こうする事で部分的にDivideをかけていける。配置後着色</td> </tr> <tr valign="top"> <td>17</td> <td>Cylinder3Dから作った帯。配置後着色し柄を描きこむ。</td> </tr> <tr valign="top"> <td>18</td> <td>透かし模様をPhotoShopで描き、AlphaにImport。 Maik Modified Alphaで立体化したポッチリ（帯留め）</td> </tr> <tr valign="top"> <td>19</td> <td>ZSphere3DからMike Adaptive Skinした腰部。</td> </tr> <tr valign="top"> <td>20.21</td> <td>Cube3Dから作った袖。</td> </tr> <tr valign="top"> <td>22</td> <td>Cube3Dから作った本。ProjectionMaster で着色。</td> </tr> <tr valign="top"> <td>い</td> <td>図22の本にProjectionMasterで貼付けた文字。</td> </tr> <tr valign="top"> <td>23</td> <td>Cube3DをMake PolyMesh3Dして造形。頂点カラー着色。</td> </tr> <tr valign="top"> <td>24</td> <td>Cube3DをMake PolyMesh3Dして造形したお太鼓。配置後、 柄を描く。</td> </tr> <tr valign="top"> <td>25</td> <td>灰壺、キセル立て、箱、取手二種をテクスチャー、マテリア ル有効でマーカーポリメッシュして作ったタバコ盆。</td> </tr> <tr valign="top"> <td>26</td> <td>舞妓の背中にある「だらりの帯」。Cube3Dで造形、配置後、柄を描く。</td> </tr> </table> ■仕上げ篇 [You must be registered and logged in to see this image.] ▲Depth CueとShadowをレンダリングしてみたら、壁と床の影がうま く出ないので、手書きする事にした。 壁にシンプルブラシで鏡台と衣紋掛けの影を着色。 壁、畳、碁盤のツールを配置したレイヤーを分けてあったので、この 一旦ShadowをOFFにしてレンダリング。このレイヤーだけBakeする。 一旦BakeしたレイヤーにはShadowが反映されないので、あらためて Shadowを有効にしてレンダリングしてExport。 [You must be registered and logged in to see this image.] ▲たたみの影（壁にも少し）は、PhotoShop内で作る。（図b） ブルーの部分、実際は褐色の乗算。 [You must be registered and logged in to see this image.] ▲今回は、少し入り組んだ絵になったので、輪郭を際立たせるために、 一度ZBrushで仕上がった画像のすべてのマテリアルを、Toonマテリ アルで塗りつぶし、ExportしてPhotoshop合成した。 [You must be registered and logged in to see this image.] ▲図Dと図Fを合わせた完成図。 全部に入るとうるさいので、必要な部分以外のラインは消した。 <table border="1" bordercolor="#ff0000" cellpadding="3" cellspacing="0" width="400"> <tr valign="top"> <td align="default" valign="top" width="390"> ※作例で使用したtoonマテリアル ここからダウンロードできます（三つ目のレス）。影を拾うのでは無く、凹凸のラインそのものを拾ってくれるので便利。レンダリングしないとラインは出ないので注意。 http://206.145.80.239/zbc/showthread.php?t=21627 </td> </tr> </table> ■レイヤー編 レ イヤーは配置の変更の可能性がある時や、配置後の着色時に分けておくと塗り分けが楽、等の理由で分ける。Layer > Displaceのスライダーで左右、上下、奥行きを動かす事が可能。Createで新規レイヤー。Clearでレイヤーを空に。Dleteでレイヤー削 除。Bakeで、以降のShadowやライティングの影響を受けないように焼き付ける事ができる。 以下今回のレイヤーを一枚ずつ表示してみた。今回は９枚に分けた。 [You must be registered and logged in to see this image.] ▲レイヤー１ 背景。配置後、影を描いてbakeした。 [You must be registered and logged in to see this image.] ▲レイヤー２ 舞妓二人の胸元と腰。妹舞妓の袖。 [You must be registered and logged in to see this image.] ▲レイヤー３ 姉舞妓の袖。 [You must be registered and logged in to see this image.] ▲レイヤー４ 舞妓二人の帯。手元に見える襦袢の袖。おかあさんの袂に見える襦袢。 [You must be registered and logged in to see this image.] ▲レイヤー５ おかあさんの体。 [You must be registered and logged in to see this image.] ▲レイヤー６ お母さんの頭。舞妓の手。（肌色の部分） [You must be registered and logged in to see this image.] ▲レイヤー７ 舞妓二人の頭、帯あげ。お母さんの帯留め。 [You must be registered and logged in to see this image.] ▲レイヤー８ 背景の鏡台。着物。衣紋掛け。 [You must be registered and logged in to see this image.] ▲レイヤー９ 舞妓髪飾り一式。本。帯留めのぽっちり。たばこ盆。姉舞妓のもつ碁石。 |
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