1 『シークレットガーデン』のイ・ジョンソク、「私の名前はイ・ジョンソクです」 Fri Apr 01, 2011 6:18 am
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アジアで活躍する韓流スターオスカーに「忙しい、どっか行け」と毒舌を吐く男。言葉使いは荒いがオスカーがなくしてしまったMP3に盗作の原曲を入れてやるさりげない温かさを見せる男。一時間のドラマの中で2分足らずの出演にも“狂った存在感”を表すこの男、イ・ジョンソクが気になる。 イ・ジョンソクはドラマで天才音楽家キャラで、魅力的な歌を歌うシーンで話題になった。天才音楽家という役のため、撮影開始前、非常にストレスを 受けたという。「そのうち歌手をするのではないかと思うほどレッスンをたくさん受けた」というイ・ジョンソクは「まだ実力不足で、歌の部分だけ代役を使う ことになった」と話した。リップシンクするのも大変だったという。「リップシンクが見た目には易しく見えますが、口の形を合わせるのが本当に難しいんです (笑)。 | |
[You must be registered and logged in to see this image.] | 実際に歌いながら合わせるのに、ぴったりにしようとすると呼吸まで研究しなければならないんです。元々私が歌いたくてずっと練習をしたのに、残念でした」 元々私が歌いたくてずっと練習をしたのに、残念でした」イ・ジョンソクは『シークレットガーデン』の放送後、リアルタイム検索語1位になるほど、 それこそHOTな新鋭スターだ。人気を実感するかという質問に対し、返ってきたのは「道端で気付く人はまだ少ない」という謙遜な答えだった。荒々しく毒舌 を吐くサンとは正反対の、まだ初々しく恥ずかしがり屋な青年の姿だ。「サンと実際の性格が100%合ってたらいいんですが、どうしても違う部分がありま す。サンはドラマの中で笑うシーンがありませんが、私は普段よく笑う方なんです(笑)。実際、サンに対する詳しい説明を聞いていないので、今のサンは私が 考えて作り出したキャラクターなんです」 サン役にはいろんなアイドルがキャスティング候補に挙がった。そのため新人でサン役を掴んだイ・ジョンソクには、誰々の“代打”というレッテルが貼られもした。イ・ジョンソクは「代打という言葉に傷つきもし、プレッシャーにもなった」と慎重に打ち明け「もっと一生懸命しなければいけないですよね」と笑った。 イ・ジョンソクはソウルファッションウィーク史上最年少モデルという華やかな修飾語を持っている。16歳という年齢で華やかなランウェイで彼の存 在感を披露した。しかし彼の胸の内に秘められていた演技に対する情熱は、そう簡単には鎮まらなかった。「演技者が元々夢でした。演技学院に通っていた時に 演技者にしてくれるという企画社に出会いましたが、後になってみるとモデルにさせられていました(笑)。そして他の会社に行ってアイドル歌手の準備も3ヶ 月しました。結局、今の会社に移って本格的に俳優の準備をしました」 それ以降、イ・ジョンソクは3年間、約束のない練習生生活に突入した。「僕は何をやってもだめなんだなあ」と考えたこともあった」 というイ・ジョンソク。辛くて苦しい度に彼に力を与えたのは「まだ僕は若い」という自分への慰め。「仕事を人よりいち早く始めたので、まだ僕は若い」とい う考えで、一日一日希望をつないだという。そしてイ・ジョンソクはドラマ『検事プリンセス』で演技の第一歩を踏み出した。 しかし20代後半の捜査官イ・ゲジャン役は、イ・ジョンソクにとってぴったりの役ではなかった。キャラクターを掴むのに難しさを感じたイ・ジョン ソクに『検事プリンセス』は名残惜しさを残した作品だった。しかしその名残惜しさを『シークレットガーデン』を通じ全て払い落した。ちゃんとした説明もな かった“サン”というキャラクターを一人で研究しながら、イ・ジョンソクはさらに一歩大きく前進した。ようやくスタートラインに立った俳優イ・ジョンソ ク。イ・ジョンソクは「今後、演技の勉強を一生懸命し、さらに幅広い演技を見せる俳優になりたい」という力強い覚悟を伝えた。 『シークレットガーデン』のイ・ジョンソク、「オスカーとのロマンス?僕も怖いです」 俳優として同性愛演技を繰り広げるのは簡単ではない特に新人ならばなおさらだ。複雑微妙な感情線を演技で一つ一つ取り出して見せる のはそんなに容易いことではない。だが、この手に余る仕事を今やイ・ジョンソクはやり終えようとしている。『シークレットガーデン』の撮影現場公開当時、 記者歓談会でユン・サンヒョンは「今後繰り広げられるサンとのロマンスが怖い」と話し、周囲から大きな笑いを引き出したことがあった。イ・ジョンソクにユ ン・サンヒョンの話を伝えるや「はははっ」という噴き出した笑いが返ってきた。 |
「オスカーとのロマンスは私も怖かったです(笑)。単に良かっただけではなかったのが事実です。プレッシャーにもなるし、まだ正確にサンが同性愛者だと出 たことがないので、どう考えればいいか分かりません。今後オスカーとの関係が発展しながら、もうちょっとたくさん練習をしないといけないようです。心の準 備はちょっとずつしています(笑)」ユン・サンヒョンとの最初の出会いから毒舌を吐かなければならない役なので、すごく緊張したというイ・ジョンソク。が ちがちに緊張したイ・ジョンソクにユン・サンヒョンは「もっと行儀悪くやれ」と直してくれたり「トーンをよく掴んだ」と称賛してくれたりしながら緊張を解 いてくれたという。イ・ジョンソクは「ユン・サンヒョン先輩は実際の性格がオスカーと同じ。シンクロ率100%のようだ」と笑った。 イ・ジョンソクは本人が考えるサンについての話をしてくれた。“母親の浮気で女を信用しない”というキャラクター説明ではちょっと不足していると いうのがイ・ジョンソクの考えだ。イ・ジョンソクは「母親のせいだけではなく、恋愛の傷があって女が嫌いなのではないかと思う。サンは元々人に愛情を与え ない人のようだ」と話した。そう言いながらも「オスカーとロマンスがなされたら、魅力があると思う」とぐふっと笑った。『シークレットガーデン』の中で記 憶に残るセリフは、オスカーに吐き出した「忙しい、どっか行け」だという。「どっか行け」というセリフを『シークレットガーデン』で2回言ったが、初めて なので「どっか行け」という言葉を簡単に吐き出すことが出来なかったというイ・ジョンソク。「サンは自分の音楽に対するプライドと自信が非常にあるキャラ クター」だと説明したイ・ジョンソクは「サンは実際孤独だが、カッコいい役」だと満足感を表した。 近づいてくる年末、2010年はイ・ジョンソクにとってどんな年として記憶されただろうか。「残念だった点は『検事プリンセス』をした時、本当に 一生懸命したのに、それがちゃんと表現されなかったようです。『検事プリンセス』に出演したと言えば「いつ出た?」と言われる時があるんです。それだけ存 在感がなかったんだなあと思って残念で、もうちょっと上手くやっていればと後悔もします。でも今年ちゃんと演技を始めることが出来たという点については本 当に嬉しいです。それが一番満足なことです」 幼い頃の漠然としていた演技者の夢を22歳のイ・ジョンソクはついに叶えたのだ。一時は漠然と“スーパースター”を夢見ていた日々もあった。イ・ジョンソクはもう“俳優”という自分の夢をしっかりと積み上げていくために努力している。「一つ一つ状況に合わせてゆっくりきちんと一生懸命頑張りたい」というイ・ジョンソク。演技を楽しむ人として残りたいというイ・ジョンソクの未来がさらに気になる。 |