1 キウイフルーツの栄養成分 Sun Apr 10, 2011 1:52 pm
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ビタミンCはミカン約3個分
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ビタミンCやビタミンE、葉酸、カリウム、食物繊維と栄養豊富なキウイフルーツ
キウイフルーツには様々なビタミンやミネラルが含まれますが、特に多く含まれているのがビタミンC。五訂増補日本食品成分表で見ると、100g中に69mg。
これは、ミカン約3個分になり、果物の中でも豊富に含まれています。1日の所要量は100mgとされているので、キウイフルーツ1~2個で十分な量が摂取できます。
ビタミンCは、活性酸素を抑える抗酸化作用があり、抗ストレス作用、美白作用、コラーゲンの合成に必要で美肌のためにもたっぷり摂りたい栄養素です。
また血行を促して若返りのビタミンと言われるビタミンEは、100g中1.3mg含まれています。ビタミンEも、ビタミンC同様に抗酸化作用があり、ビタ
ミンCとビタミンEは、それぞれ単独でとるよりも一緒にとると相乗効果が高まり、抗酸化作用が強くなると言われています。またキウイフルーツには、抗酸化
成分のポリフェノールが、果物の中でも比較的多く含まれています。
他にも、不足すると巨赤芽球性貧血、神経障害や腸機能障害などに関わるとされる葉酸、体内のナトリウムとバランスをとっているカリウム、骨や歯の主要成分であり生理機能を調節するカルシウムなども含まれています。
食物繊維やクエン酸も豊富
食物繊維は100中2.5g含まれ、水溶性食物繊維(0.7g/100g)と、不溶性食物繊維(1.8g/100g)どちらも含まれています。2.5gというのは、ミカン3個分、バナナ2個分と同じ量になります。
食物繊維は、腸内環境を整えて便秘を予防・解消するだけでなく、体内の有害物質やコレステロールを排出するなどの働きがあります。
さらに、キウイフルーツには、クエン酸、キナ酸、リンゴ酸などの有機酸が多く含まれています。有機酸は疲労回復に役立ち、中国ではサッカーや陸上競技など
暑い環境でのスポーツトレーニングにキウイベースのスポーツドリンクが有効という報告があるそうです(参考/野菜等健康食生活協議会)。またクエン酸は鉄
分やカルシウムの吸収を助けます。
とはいえキウイフルーツは、あくまで食べ物ですから、様々な栄養成分を含んでいるとはいえ、薬のような効果が期待できるものではありません。過大に期待せず、また偏った食べ方はしないようにしましょう。
アクチニジンが、タンパク質の消化を助ける
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そのまま食べるだけでなく、お肉料理のソースにしても、相性がよいキウイフルーツ
キウイフルーツには、「アクチニジン」というタンパク質分解酵素が含まれています。このため、肉や魚と一緒に食べると、消化・吸収が良くなります。
少しかためのお肉も、キウイフルーツの果汁につけておいたり、キウイフルーツソースを添えると、柔らかくなります。
ただしこの酵素の働きで、ゼラチンは固まりませんので、気をつけてください。
たまにキウイフルーツを食べた時に舌にチクチク刺激を感じることがありますが、これもアクチニジン、またシュウ酸カルシウムの刺激によるものと考えられて
います。どちらも食べて安全な成分です。ただし、キウイフルーツやその他の果物がアレルゲンとなる人もいますので、気をつけてください。グリーンキウイとゴールドキウイはどう違う?
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キウイフルーツは品種により、形、大きさ、色と個性もいろいろ
キウイフルーツというと、以前はグリーンキウイが主流でしたが、近年はゴールドキウイが甘くておいしく人気があります。
他にも小さなベビーキウイや果肉が赤い品種等たくさんありますが、メジャーなグリーンとゴールドにしぼってご紹介します。
ゴールドキウイは、日本人向けに開発されたそうで、甘く柔らかいのが特徴。またそれぞれに含まれる栄養素の量も少し異なります。
ビタミンCは、グリーンキウイ(110mg/100g)よりもゴールドキウイ(130mg/100g)の方が多く、食物繊維はグリーンキウイ(2.4g
/100g)の方がゴールドキウイ(1.7g/100g)よりも多く含まれています。(データ/ゼスプリ提供 分析機関=財団法人日本凍食品検査協会 平
成20年5月27日測定)
グリーンキウイと、ゴールドキウイでは、黒い種の周りの白い部分の面積が異なります。ニュージーランドの園芸農業試験所でうかがったお話ですが、この白い部分が少ないも方がビタミンCは多いそうです。確かにゴールドの方が白い部分は少ないですよね。
また両品種ともに、食べ頃に熟したキウイフルーツは、ビタミンCが多いそうです(女子栄養大学報告)。というのは、キウイフルーツの果肉中の糖がビタミンCに変化するので、熟して果糖が増えるにつれ、ビタミンCも増えていくと考えられています。
キウイフルーツの爽やかな風味は1日のスタートにぴったり。様々な栄養成分が摂れるので、私も朝食に添えるフルーツとしてよく活用しています。忙しい朝、
「あと何かもう一品」、あるいは「朝食抜きかも……」という時に、皮をむかずハーフカットでそのまま食べられる手軽さもキウイフルーツの魅力です。
■関連リンク
NZ産キウイフルーツが安全でおいしいわけ
参考/
詳しい栄養情報(ゼスプリ)
キウイの研究発表(ゼスプリ)
キウイフルーツ(野菜等健康食生活協議会)
五訂増補日本食品成分表
その他]
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ビタミンCやビタミンE、葉酸、カリウム、食物繊維と栄養豊富なキウイフルーツ
キウイフルーツには様々なビタミンやミネラルが含まれますが、特に多く含まれているのがビタミンC。五訂増補日本食品成分表で見ると、100g中に69mg。
これは、ミカン約3個分になり、果物の中でも豊富に含まれています。1日の所要量は100mgとされているので、キウイフルーツ1~2個で十分な量が摂取できます。
ビタミンCは、活性酸素を抑える抗酸化作用があり、抗ストレス作用、美白作用、コラーゲンの合成に必要で美肌のためにもたっぷり摂りたい栄養素です。
また血行を促して若返りのビタミンと言われるビタミンEは、100g中1.3mg含まれています。ビタミンEも、ビタミンC同様に抗酸化作用があり、ビタ
ミンCとビタミンEは、それぞれ単独でとるよりも一緒にとると相乗効果が高まり、抗酸化作用が強くなると言われています。またキウイフルーツには、抗酸化
成分のポリフェノールが、果物の中でも比較的多く含まれています。
他にも、不足すると巨赤芽球性貧血、神経障害や腸機能障害などに関わるとされる葉酸、体内のナトリウムとバランスをとっているカリウム、骨や歯の主要成分であり生理機能を調節するカルシウムなども含まれています。
食物繊維やクエン酸も豊富
食物繊維は100中2.5g含まれ、水溶性食物繊維(0.7g/100g)と、不溶性食物繊維(1.8g/100g)どちらも含まれています。2.5gというのは、ミカン3個分、バナナ2個分と同じ量になります。
食物繊維は、腸内環境を整えて便秘を予防・解消するだけでなく、体内の有害物質やコレステロールを排出するなどの働きがあります。
さらに、キウイフルーツには、クエン酸、キナ酸、リンゴ酸などの有機酸が多く含まれています。有機酸は疲労回復に役立ち、中国ではサッカーや陸上競技など
暑い環境でのスポーツトレーニングにキウイベースのスポーツドリンクが有効という報告があるそうです(参考/野菜等健康食生活協議会)。またクエン酸は鉄
分やカルシウムの吸収を助けます。
とはいえキウイフルーツは、あくまで食べ物ですから、様々な栄養成分を含んでいるとはいえ、薬のような効果が期待できるものではありません。過大に期待せず、また偏った食べ方はしないようにしましょう。
アクチニジンが、タンパク質の消化を助ける
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そのまま食べるだけでなく、お肉料理のソースにしても、相性がよいキウイフルーツ
キウイフルーツには、「アクチニジン」というタンパク質分解酵素が含まれています。このため、肉や魚と一緒に食べると、消化・吸収が良くなります。
少しかためのお肉も、キウイフルーツの果汁につけておいたり、キウイフルーツソースを添えると、柔らかくなります。
ただしこの酵素の働きで、ゼラチンは固まりませんので、気をつけてください。
たまにキウイフルーツを食べた時に舌にチクチク刺激を感じることがありますが、これもアクチニジン、またシュウ酸カルシウムの刺激によるものと考えられて
います。どちらも食べて安全な成分です。ただし、キウイフルーツやその他の果物がアレルゲンとなる人もいますので、気をつけてください。グリーンキウイとゴールドキウイはどう違う?
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キウイフルーツは品種により、形、大きさ、色と個性もいろいろ
キウイフルーツというと、以前はグリーンキウイが主流でしたが、近年はゴールドキウイが甘くておいしく人気があります。
他にも小さなベビーキウイや果肉が赤い品種等たくさんありますが、メジャーなグリーンとゴールドにしぼってご紹介します。
ゴールドキウイは、日本人向けに開発されたそうで、甘く柔らかいのが特徴。またそれぞれに含まれる栄養素の量も少し異なります。
ビタミンCは、グリーンキウイ(110mg/100g)よりもゴールドキウイ(130mg/100g)の方が多く、食物繊維はグリーンキウイ(2.4g
/100g)の方がゴールドキウイ(1.7g/100g)よりも多く含まれています。(データ/ゼスプリ提供 分析機関=財団法人日本凍食品検査協会 平
成20年5月27日測定)
グリーンキウイと、ゴールドキウイでは、黒い種の周りの白い部分の面積が異なります。ニュージーランドの園芸農業試験所でうかがったお話ですが、この白い部分が少ないも方がビタミンCは多いそうです。確かにゴールドの方が白い部分は少ないですよね。
また両品種ともに、食べ頃に熟したキウイフルーツは、ビタミンCが多いそうです(女子栄養大学報告)。というのは、キウイフルーツの果肉中の糖がビタミンCに変化するので、熟して果糖が増えるにつれ、ビタミンCも増えていくと考えられています。
キウイフルーツの爽やかな風味は1日のスタートにぴったり。様々な栄養成分が摂れるので、私も朝食に添えるフルーツとしてよく活用しています。忙しい朝、
「あと何かもう一品」、あるいは「朝食抜きかも……」という時に、皮をむかずハーフカットでそのまま食べられる手軽さもキウイフルーツの魅力です。
■関連リンク
NZ産キウイフルーツが安全でおいしいわけ
参考/
詳しい栄養情報(ゼスプリ)
キウイの研究発表(ゼスプリ)
キウイフルーツ(野菜等健康食生活協議会)
五訂増補日本食品成分表
その他]