●期待が高まるばかりの最新デモプレイ情報も

　GDC 2011会期中に行われたエレクトロニック・アーツのプレスイベントにて、北米と欧州での発売日が2011年6月14日に決定した『Alice: Madness Returns』の最新情報＆スクリーンショットをご紹介する。

　本作は『不思議の国のアリス』、『鏡の国のアリス』の世界観をモチーフにした3Dアクションアドベンチャー。タイトルの“Madness”が示す通り、原作の暖かな雰囲気はどこへやら、グロテスクでホラーな精神的にキそうなゲームデザインが魅力となっている。なお、ゲームの概要についてはこちらの記事に詳しいので、合わせてチェックしてほしい。

　エレクトロニック・アーツのプレスイベントでは最新デモプレイも公開された。舞台は“クイーンズランド”と呼ばれるエリアで、主人公アリスの前には原作
でもおなじみのトランプ兵たちが立ちはだかる。風景は色彩に乏しく、全体的に枯れた印象。そんな中をアリスは、先端にチェスの駒をつけたハンマー（のよう
なもの）を振りまわし、トランプ兵たちを容赦なくたたき潰しながら進んでいく。攻撃以外の動きで気になったのは、回避アクション。土埃だけを残して少し離
れた場所に移動するという動きで、「ふ、残像だ……」と言わんばかりのスタイリッシュさ。それをまた、かわいらしい（けど、ちょっとアブナイ）娘がやって
いたりするんだから、もういろいろとイイ感じなのだ。

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　デモ終盤ではアリスの数倍はある巨大な体躯のトランプ兵がカマを振り回しながら追いかけてくる。慌てて逃げ出す彼女の前には、なぜかおいしそうな
ケーキ。そしてこれを食べると体がむくむくと大きくなり、巨大なトランプ兵を見下ろすほどになってしまう。最後は「クチャッ」と小気味よく敵を踏み殺して
デモ終了。いろいろな意味でかなり期待できる作品だが……残念ながら日本での発売は未定となっている。『Alice: Madness Returns』最新スクリーンショット

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